彫刻的で緑豊かな邸宅

緩やかな斜面に建つ家

一見して個人邸とは思えないようなユニークな佇まい。

それは外見だけではない。玄関に足を踏み入れてからも驚きの連続だ。
ギリシャの石畳の回廊をわたるような低い階段が部屋から部屋へと連なり、空間をリズミカルに刻んでいる。
　
住居にぐるりと配置された大きな窓から差し込む光、季節を教えてくれる豊かな植栽。私たちは天候や周囲の空間に一喜一憂しながら日々を紡いでいるのだと気づかされる。

中でもバスルームはとびきりの空間。
シャワーブースのアプローチを抜けると、開放感のある浴室が広がる。オーバーヘッドシャワーとハンドシャワーは、自然の雨をモチーフにしたシャワーモード"レインダンス"を搭載したものを採用。たっぷりとした空気を含んでおり、大粒で柔らかい肌あたりが特徴です。
操作はパネルをプッシュして吐水のON/OFFや切替えをする"アクサーワン"。小さなお子様からあらゆる方までストレスフリーに操作いただけます。

設計者のアールテクニック井出孝太郎氏に尋ねてみました。

---どこから発想が生まれるのですか？
　
「すべては必然を重ねているだけ。何もないところから生み出されるものは何もありません。今回は自然の岩山をイメージし、自然の造形の法則に習って、一つ一つ丁寧に削りこむように膨大な作業を積み重ねて、全体の構成を作り上げました。必要な機能は家具として造形し、全体の空間造形と調和するように注意深く各所を練り上げていきました。無駄なものは無いと思います。試行錯誤の蓄積は裏切りませんから。」