エドワード・バーバーとジェイ・オズガビーの憧れの地は、ロンドンから遠く離れた、ゆったりとした静けさが流れる場所。ウェールズ・ホリー島の西岸に位置するトレアルジル・ベイのコテージです。
ヴィクトリア調の小さな石造りの家からは、荒々しく波打つアイリッシュ海が一望できます。イギリスの国立美術大学「ロイヤル・カレッジ・オブ・アート」に在籍している間、彼らはこの場所に引き上げて共にアイデアを練り、スケッチを描きました。長時間熱中し、スケッチ用紙で床が見えなくなることも珍しくなかったといいます。
静寂、変わりやすい天候、潮流は、彼らにとって魅力的でした。外を見て雨が降っていると思ったすぐ後には、日差しが湾岸を美しく照らしている。このコントラストは、彼らの創造性と仕事にとって変わることのないインスピレーションの源となっています。