大理石採掘場の航空写真

バスク地方、スペイン、イタリア南チロル

“天然石をこのような薄板に加工することは、まずありません。”
ヨシュア・ワルター (石大工)
アクサー マイエディションコレクションに使用されるマーブルプレートは、南チロルのイェンヴァンド採石場からやってきます。アクサーではバスク地方のブラックマーブルに加え、世界的に有名なこのビアンコ・ラサと呼ばれるホワイトマーブルを使用しています。方解石 (大理石) は非常に耐久性に優れています。製品には、その中でも特に模様が美しい石だけを選別。また、製造の際のばらつきを最小限に抑えるため、縁の部分や照り具合を精密に合わせています。
採石場ではおよそ40トンもの重さの塊を分割して谷へ運び、そこで厚板/薄板状に加工したものを保管します。この板を製品のサイズに合わせカットするのは、アクサー本社が位置する南ドイツ・シュヴァルツヴァルト (黒い森) の麓に居る大理石加工の職人たちです。
​​​​​​​まず、研磨と艶出しを行う前に、ワイヤソーで半分の厚さに切断します。薄い石板は割れやすく、特別な注意が要求されるため、作業を行うのは大理石板の加工に伴う難しさを知り尽くした、スペシャリスト達です。また、大理石をバスルームで使えるようにするには、含浸剤の塗布が欠かせません。仕上げはアクサーのロゴをレーザーで刻印し、手作業で色を付けます。一寸の隙もなく完成され、輝きを放つたった一つの作品。出来上がったマーブルプレートは、小さな名品です。