AXOR Futuresは各界の名だたるエキスパートを迎えて、斬新な切り口から建築とデザインのこれからを活発に語り合います。
夕日や虹からインテリアに至るまで、色彩はあらゆる場所に存在し、その魅力はデザイナーや建築家を惹きつけてやみません。しかし、色彩に対する憧憬の背後には、何が潜んでいるのでしょうか。そして色彩は、私たちの個性をどのように映し出しているのでしょうか。
今回のテーマは "The Power of Colors" (色の力)。この分野のトップスペシャリストを招き、デザインにおいてますます存在感を強める、色彩の意味を探ります。ゲストとして、パリを拠点に活躍する著名なインテリアデザイナートリスタン・アウアーが「Wow-Effect」（あっと言わせる演出）のコツを、カラースペシャリストのジュディス・ファン・フリートが色彩を効果的に使いこなすコツを、アクサー製品開発部長のベンヤミン・ホルツァーがバスルームに使う色と表面仕上げの効果的な関係についてトークを展開します。
フランス出身の著名なインテリアデザイナー、Tristan Auer (トリスタン・アウアー) は、クリスチャン・リエーグルとフィリップ・スタルクのもとで働いたのち、2002年に独立。今回のAXORとのトークでは、彼のトレードマークとも言える「Wow-Effect」（あっと言わせる演出）に隠された秘密や、 個性的なバスルーム作りでAXORから得た刺激について語ってくれています。
20年以上にわたり自身の会社 "The Color Authority" で、数多くのトップブランドのカラーパレット開発をサポートしてきた、Judith van Vliet (ジュディス・ファン・フリート)。今回のトークでは、人と色彩の関わりにおける心理的な背景について、そしてより幅広い感情をインテリアデザインで効果的に表現するための、色彩が果たす役割の変化について語ってもらいました。
現在アクサーの製品開発部長を務める Benjamin Holzer (ベンヤミン・ホルツァー) は、10年以上にわたりアクサーのポートフォリオ開発を監督するとともに、カスタマイズサービスの開発業務でも中心的役割を果たしてきました。今回のAXOR Futures「色の力」では、アクサーコレクションと、アクサーが展開するサービスが持つクリエイティブな可能性についての考えを語ってくれました。
“AXOR Futuresは、インテリアとプロダクトデザインが与える社会的な影響についてこれまでにはないアプローチで洞察し、デザインにこだわりを持つ方々に発信していきます。”Anke Sohn アクサー グローバルブランド広報部長
メガトレンドの今とこれからを見つめます。自分を表現したいという想いは、現代の高級バスルームにどのような形で映し出されているのでしょうか。カスタマイズが大量生産を凌駕する日は来るのでしょうか。オーダーメイド品と個人の思い出を、企業はどのように結びつけているのでしょうか。AXOR Futures Vol.3のタイトルは、「表現の場としてのラグジュアリー」。ますます加速する個人の嗜好から地球規模での課題や取り組みまで、個別化するラグジュアリーの世界の、今の姿をお届けします。
スピーカー: Oona Horx Strathern、Richard J. McConkey、Andreas Diefenbach
個性を活かしたいというお客様の願いと、環境・資源への配慮をどのように両立するかについて探ります。
スピーカー: Philippe Starck、Anna Lise Kjaer、Chung-Yi Yang、Rebecca Weigold
「ラグジュアリー」の意識に変化が生まれました。アクサーでは、ラグジュアリーとはもはや大きさを意味するものではなく、その空間における個人の体験であると捉えています。アクサーはこれを「コンパクト・ラグジュアリー」と呼び、これからの都市のライフスタイルになると確信しています。今回はトップデザイナーたちを招き、考えを語っていただきました。
スピーカー: Chris Sanderson、Cédric Waldburger、Jay Osgerby