日常を離れることがもたらす心身への好影響に焦点を当てた第1章に続き、ここでは現代を象徴する空間、そしてプライベートなウェルネス・リトリートへを変化を遂げたバスルームの変遷について考察する。
この数十年の間に、バスルームほど進化した空間は他にないだろう。バスルームは実用的な水場から、五感に訴える上質でホリスティックな体験の場、本来の自分に戻って心身を癒す場へと変化した。同時に個性的な設えやバスルームの数は、居住者の人柄や豊かさを表現できる、さり気ないステータスシンボルとなった。
バスルームへの投資は、不動産価値も大幅に引き上げる (1)。アメリカ、イギリス、中国の不動産仲介業者は、今の高級不動産市場では、寝室に加えてバスルームの数と仕様が主要なセールスポイントと価格要素の1つになっていることを認めている (2)。
「米国インテリアデザイナー協会」(ASID) の最新トレンドレポートによると、温かみのある色彩がバスルームに使用されるようになり、続いて水垢や指紋がつきにくいマットな質感の高品質なメタリック水栓が誕生した。ヴィンテージの風合いや自然とのつながりを感じられるバイオフィリックの要素、自然を想起させる丈夫で高品質な素材も登場している (3)。バスルームはますますスパの心地良さを取り入れた「スパスルーム」 (Spathroom) になったのだ。
1993年以来、アクサーはバスルームからウェルネスリトリートへの進化をサポートしてきた。そして今も、最高の品質とサステナビリティ基準をクリアした、プロダクトソリューションと技術イノベーションを提供している。
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