ウーシ・タンボリエッロ

グレーテルとヘンゼル

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ウーシ・タンボリエッロによる「グレーテルとヘンゼル」バスルームコンセプトの画像
“森を舞台にした代表的な童話、ヘンゼルとグレーテルのふるさとは、アクサーのふるさとと同じ黒い森でした。”
ウーシ・タンボリエッロ
ウーシ・タンボリエッロとアクサーによるバスルームコンセプト「グレーテルとヘンゼル」

黒い森に佇む、魔法と安らぎの場所

スイスを拠点に活動するインテリアデザイナー、ウーシ・タンボリエッロ率いるチームが手がけたバスルームコンセプト「グレーテルとヘンゼル」は、穏やかな風格と落ち着き、そしてストーリー性を強く感じさせる空間です。ドイツの黒い森を舞台としてイメージした15㎡のコンセプチュアルバスルームは、アクサーが展開する „Make it yours!“ キャンペーンに対する彼女からの答えであり、物語と空間のコラボレーションにおける傑出した例でもあります。

ウーシ・タンボリエッロとアクサーによるバスルームコンセプト「グレーテルとヘンゼル」のアップ

現代のおとぎ話

グリム兄弟の童話に登場するヘンゼルとグレーテルを現代に蘇らせ、作品は彼らのプライベートバスルームという設定で、物語の主人公が象徴的に表現されています。性格の異なる2人をアクサー製品の使い分けでも表現し、アクサーマイエディション、新登場のアクサースイート洗面ボウル、アクサーシャワーコンポジション、アクサーユニバーサル レクタングルアクセサリーなどを採用。仕上げもマットブラックとポリッシュドレッドゴールドを使い分けています。

ポリッシュドレッドゴールド仕上げのアクサーマイエディションとアクサースイート洗面ボウル

個性の追求とカスタマイズの先にある、その人らしさの表現

タンボリエッロはこう述べています。「アクサーの製品は、個性の追求、カスタマイズ、そして最終的には使う人らしさの表現という概念をぐるぐると旋回しています。架空の人物にアプローチするには、務台美術を用いることが最善だとすぐに分かりました。この気づきが、構造的な発見をたくさんもたらしたのです。

ダークウッドから大理石にいたるまで、水栓や洗面台、アクセサリーに使われる素材の新たな可能性が、大いに刺激になりました。」彼女はこうも述べています。「イタリア・カッラーラの採石場も、ミケランジェロと『石の塊の中に秘められた彫像を発見することが彫刻家の仕事である』という彼の思想もテーマとして上がりました。…しかし最終的には、アクサーのふるさとである黒い森には多くの物語があり、森を舞台にした代表的作品である「ヘンゼルとグレーテル」で行こうということになしました。

マットブラック仕上げのアクサーマイエディションと、ポリッシュドレッドゴールド仕上げのアクサースイート洗面ボウル

対照的な2人のキャラクター

元々のお話は有名なものですが、タンボリエッロはそこからさらに一歩進め、おなじみのこの兄妹が現代に生きていたらどうだろうか、1つの空間に兄妹それぞれの性格をどう表現するかというアイデアを思いつきました。正反対な2人の性質が、独特な緊張感を生む空間コンセプトへと発展したのです。個々の水栓にいたるまで、物語的な演出がウィットを交えて展開されます。例えば、ヘンゼルの好みはスクエア型のアクサースイート洗面ボウルですが、グレーテルは丸い形がお好きなよう。逆もあり得るかもしれません。アクサーマイエディションの水栓にはどちらの洗面ボウルも合わせられます。グレーテルにはアメリカ産ウォルナットのプレートとポリッシュドレッドゴールド仕上げのものを、ヘンゼルには大理石のプレートとマットブラック仕上げのものを。「この、2つの要素が対になっているところが、全体のデザインを特徴づけています。明るく白い大理石のサイドプレートと重厚な床と天井の黒大理石がコントラストになっているのです。」(タンボリエッロ)。

ウーシ・タンボリエッロとアクサーによるバスルームコンセプト「グレーテルとヘンゼル」

空間の限界を感じさせない工夫

広大な黒い森を舞台に据えた以上、与えられた空間を広々と感じさせる構想もふくらみました。このことについてタンボリエッロはこう説明します。「15㎡のこの空間を、徹底的に考え抜かれた斬新なやり方で活かそうと考えていました。前後左右といったくくりではなく、上下にも動きをつけたのです。」こうした構想の末に辿り着いたのが、バスルームのレイアウトを占める大きな枠。手前に洗面台、クローゼット、椅子といった身支度のエリアを配し、奥には窓から景色を望むバスタブとシャワーを据えた休息エリアを設けています。この2つの空間をつなげるのが、細いプール用のはしごです。このはしごは、上る人が別の世界に足を踏み入れるという実に巧妙なメタファーになっているのです。

ウーシ・タンボリエッロとアクサーによるバスルームコンセプト「グレーテルとヘンゼル」

ひとりでホッとくつろげる場所づくり

くつろぎとプライベート感のある空間全体の照明は、ヨルク・クレヴィンケル (Jörg Krewinkel) 率いる「Lichtkompetenz」が担当。シャワーエリアには溝の入ったガラス窓を取り付け、目隠し効果と外とのつながりの両方を叶えています。こうしたディテールは、最近の世界的トレンドでもある「日常から離れられるとともに、自分らしさを感じられるバスルーム」へのニーズも意識しています。今回は「グレーテルとヘンゼル」の2人のイメージから、一方にマットブラック仕上げのアクサーシャワーコンポジション シャワーパネル、北米産のウォルナット材をプレートに使用した壁面取付式のアクサーマイエディション バススパウト(国内未発売品)を使用。もう一方にはポリッシュドレッドゴールド仕上げを施したアクサーシャワーコンポジション シャワーモジュール (ハンドシャワー+サーモスタットモジュール) を取り付けて特徴を際立たせました。さらに、こちらもポリッシュドレッドゴールド仕上げとマットブラック仕上げを用いた、アクサーユニバーサル レクタングルアクセサリーが、バスルーム全体の機能性とデザイン性に貢献しています。

ウーシ・タンボリエッロとアクサーによるバスルームコンセプト「グレーテルとヘンゼル」

相反する要素の調和

強烈なコントラストにも関わらず、タンボリエッロのチームは相反する要素を一つに統合しています。この絶妙なバランスは、バスルームのレイアウトから小物類、架空の人物の嗜好にいたるまで、あらゆるものに行き届いています。「展示作品と伝統的なインテリアデザインをきめ細やかにつなげる作業は、素材への深いコミットメントが求められます。私たちが目指したのは、詩的でありながら日常のストレスに立ち向かう活力が得られる、そんなしなやかな空間を表現することでした。」

ウーシ・タンボリエッロ近影

ウーシ・タンボリエッロ

そこにしかない場所、時間、役割を独創的な空間にまとめ上げるのが、ウーシ・タンボリエッロ率いるチームです。建築家兼プロダクションデザイナーとしてスイスを拠点に活動する彼女は、2004年に自身のアトリエを設立。彼女の緻密な計算と洗練、他の追随を許さない個性的なコンセプトは、国際的に高い評価を得ています。ウェルネスリゾートから高級ホテル、レストラン、展覧会への出展作品まで、作品はそれぞれが独立した美学を持っており、強烈な印象を与える複層的な空気感で、見る人を感動させています。

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